性格は簡単には変えられないが、行動は変える事が出来る

 「毎日10キロ走っていますが、うつ病です。」

 このような方に、出逢った事がありません。

 

 運動習慣が全くない人は、週に1~2時間の運動をしている人と比較し、うつ病発症リスクが44%増加します。

 さらに、運動をしない人は、定期的に運動をしている人と比較し、うつ病の発症率が1,8倍である旨の研究結果も出ています。

 他にも定期的な運動をする事で、がんの発症率が30%減少、糖尿病58%減少、認知症40%減少等、あらゆる病気への予防効果が期待出来ます。

 病気への予防以外にも、頭が良くなる、仕事のパフォーマンスが上がる、感情が安定する等、運動のメリットを挙げたらきりがありません。

 

 性格は簡単には変えられませんが、行動は変える事が出来ます。

 本を読み、経験を積み、知識を手に入れる事が出来れば、行動は簡単に変えられます。

 そして、その行動を習慣化する事で、性格まで変わり出した自分に気付きます。

 私自身も、サッカーを始める前の小学校低学年までは、クラスの中でも地味な存在で、自分の気持ちを表出する事が苦手でした。

 しかし、サッカーを始めるようになり、性格が変わり、クラスの誰とでも話す事が出来るような存在となり、自分の気持ちを表出する事もいつの間にか出来るようになっていました。

 自分の性格を嘆くのはやめましょう。

 自分の性格を嘆くのではなく、行動を振り返り、修正していきましょう。

 

 モンペリエ大学の研究でも、普段の運動量が多くなる程、誠実性・外向性・協調性・開放性が高くなる事が証明されています。

 まずは、行動から見直していく事を、お勧めします。