「アイツみたいなのを天才って言うんだな‥俺自分に才能があるなんて思ったことないけど、でもここ半年でケッコー上手くなったと思ったんだけど、俺さあ‥ただの人なんだな‥」
「‥おい顔。」
「‥いやあだって、八虎ってなかなか欲が深いよね。そういうとこ好きだけど。人は神様と自分を比べることができないから。さっき、ほとんどの人が自分と彼を無意識に切り離して賞賛してた。八虎にとって森先輩はそういう存在でしょ?でも、高橋君は違うらしい。悔しいと思うなら、まだ戦えるね。」
『ブルーピリオド』八虎とユカちゃんの言葉です。
誰かと自分を比較する事は意味がない事の方が多いですが、それでも人は誰かと自分を比べてしまいます。
これを競争と表現するならば、その競争が人類を進化させてきたと捉える事も出来ます。
そして、その自分と比較する誰かとは、自分が戦えそうだと思える誰かです。
ユカちゃんの言うように、人は神様を自分を比べる事が出来ず、自分とレベルが違い過ぎると感じる人の功績には拍手を送る事が出来ます。
「多分コイツは天才だ。そして、俺はやっぱりただの人だ。特別じゃない。天才にはなれない。やった分しか上手くならない。だったら、天才と見分けがつかなくなるまでやればいい。それだけだ。」
再び八虎の言葉です。
誰かと自分を比較する事は意味がない事が多く、その思考はマイナスに働く事が多いかもしれません。
しかし、誰かと自分を比較し、悔しいと感じるのあれば、まだ戦えます。
誰かと自分を比較し悔しいと感じる事が出来るのであれば、誰かと自分を比較する事は悪い事ばかりではないかもしれません。