「知ってた‥人情噺って事くらい。芸の幅を見せる為の泣きだと‥くそっ。くだらない。本当に‥うっくだらない。」
…どこまでも我が儘(わがまま)。故に、師匠は嘘がない…
『あかね噺』阿良川全生の言葉と阿良川泰全の脳内言葉です。
悲しみを、怒りに変えて、伝えるのをやめましょう。
あなたの周りから、人が離れていってしまうのは、悲しみを、怒りに変えて伝えているからなのかもしれません。
特に、大切な人へ悲しみを伝える時に、多くの人が、その悲しみを怒りに変えてしまいます。
悲しい気持ちを怒りに変えて、子どもを、叱るのは、やめましょう。
親に、そうされ続けた子どもは、親の感情との向き合い方を学び、友達や恋人、または、これから仕事上で付き合う人等、全ての人に対し、悲しみを怒りに変えた伝え方をしてしまいます。
子どもの言動に悲しくなったら「ママは、悲しい。」と悲しみのままの気持ちを伝えればいいのです。
悲しみを、怒りに変える必要は、ありません。
大人になると、我が儘(わがまま)な人に、逢う機会が減ります。
否、日本社会においては、我が儘をなくしていく事が、大人になる事だという世界観が成り立っています。
私は、元来、人は生まれながらに、誰もが我が儘であるという持論を持っています。
それが、親や教師・友達、さらには学校や会社、そして見えない日本人固有のネバネバした価値観により、なくされていきます。
勿論、そうしていく事で社会で生きていく事が出来、我が儘なだけでは生きていく事は出来ません。
しかし、自分の感情に対しては、我が儘でいいと思います。
私は、自分の感情に我が儘な人が、好きです。
その人の言葉には、嘘がありませんから。
勿論、我が儘を言う事が出来る結果を出し続けている事が、絶対条件ですが‥。
悲しみを、怒りに変えて、伝えるのをやめましょう。
素直に悲しみのまま伝えてみて、離れていく人がいたら、その人とはその程度の関係なのです。
あなたが、悲しみのままの気持ちを表現していれば、その悲しみをわかってくれる人が、現れます。
その人と、ともに生きていけばいいのです。