愛されるよりも、恐れられる

 私は、人間の本質は読書と、人の行動からしか学ぶことが出来ないと感じています。

 つまり、人と人の間で交わされる会話や、マスコミに伝えられる内容等は、ほとんどが建前であり、人間の本質を突いていないということです。

 もちろん、それが正しいし、本音ばかりの社会等、成立しません。

 私が、これぞ人間の本質であると感じた言葉の1つにマキャヴェリの言葉があります。

 「わたしは、愛されるよりも恐れられるほうが、君主にとって安全な選択であると言いたい。なぜなら、人間には、恐れている者よりも、愛している者のほうを、容赦なく傷つけるという性向があるからだ。」

 これぞまさに人間の本質を突いている、否、えぐっているとまで言えるものではないでしょうか。

 人という者は、実に卑しい性を持っており、いざとなったら愛する者を捨て、強い者に媚びるものです。

 こういう本質を口にすると、途端に興奮する人が登場しますが、そういう人こそいざとなったら醜態をさらすものだと相場は決まっています。

 人は、究極の状態では「弱い善を捨てて、強い悪を選ぶ。」ものです。

 ヒトラー等がその典型であり、周囲の人間の言ったことではなく、やったこと、やったことよりも日々の習慣を虚心坦懐に観察していれば、ほぼこの法則は的中します。

 マキャヴェリの言うように、リーダーは、愛されるよりも、恐れられる方が賢明です。