懐かしさ

 私は、東京ドームに行く度に、懐かしさを感じていました。  私自身、東京ドームに、懐かしさを感じるような経験はしていないのに妙だなと、違和感がありました。  その懐かしさを感じる答えがわかりました。  その答えは、『はじめの一歩』の中にありました。  一歩が後楽園ホールで試合をする度に、東京ドームから後楽園ホールへの描写があったのです。  『はじめの一歩』は、高校生の頃に夢中になった漫画でした。  『はじめの一歩』を読み、じっとしてられず、ロードワークに出かけた日々も懐かしい思い出です。  最近、一歩が引退という話を聞き、主人公の引退をどのように描くのか再び興味を抱き、読み返しています。  東京ドームを横目に、後楽園ホールを確認し、水道橋を抜ける。  その道が好きなのは、一歩と同じ経験をしていると感じているからなのかもしれません。  現在でも、その道を通ると一歩と千堂の戦いが頭を過ぎり、勇気を与えてくれます。