戦い抜いた、僕たちへ。

 「聞こえるか浅草。今この町は外の奴等から攻撃を受けている。お前ら全員殴り合え。本物も偽物も関係ねえ。浅草の人間は、偽物等に負けやしねえ。思う存分殴り合え。」

 『炎炎ノ消防隊』新門紅丸の言葉です。

 

 昨日発売のマガジンにて『炎炎ノ消防隊』が6年半の連載に幕を閉じました。

 アニメのヒットもあり、マガジンの顔の1つとなり、毎週楽しみにしていた作品が、また1つ姿を消してしまうのは寂しいものですが、拍手とともに送りだしたい気持ちです。

 アニメ第1期の主題歌『インフェルノ』とその映像はアニメ史に残る名作ですので、観ていない方は是非観て頂きたいです。

 『進撃の巨人』『炎炎ノ消防隊』とマガジンを代表するダークファンタジーが終了してしまい『東京リベンジャーズ』『化物語』『僕のヒーローアカデミア』『ゴールデンカムイ』等の作品も終章に突入し、お別れの日も近くなっています。

 

 私の中での浅草は、実在する浅草ではなく、紅丸が率いている『炎炎ノ消防隊』の浅草です。

 吉原も実在する吉原ではなく、妓夫太郎と梅がいる『鬼滅の刃』の吉原になっています。

 

 「誰がなんと言おうと、浅草は若の町だ。誰の言葉でもない‥みんな紅の言葉が聞きてェんだよ。」

 自分が浅草を率いていいのか悩んでいる紅丸に、焜炉が掛けた言葉です。

 久しぶりに、若の町に行きたくなります。

 アニメや漫画には、リアルを上回る力があります。