戦うガーネット

 「働くことは生きることです。そして、生きることは戦いです。あなたは自分がダイヤでもルビーでもないと言いながら、そこから決して逃げようとしていない。戦う意思あってこそです。ご自分のありかたを見苦しいと思うか、チャーミングと主張するかも、あなた次第では?」

 『宝石商リチャード氏の謎鑑定』自分はダイヤでもルビーでもないという思いから、婚約指輪に自身の誕生石であるガーネットを選択しようとしている女性に対するリチャードの言葉です。

 

 1月の誕生石は、ガーネットです。

 ガーネットは、長年ザクロの象徴とされていました。

 日本では柘榴石(ざくろいし)という名称でも親しまれています。

 ザクロは、ギリシャ神話では永遠を意味します。

 また、ガーネットは火とも関連付けられ、闇夜に空を照らす力があると信じられてきました。

 さらに、マリーアントワネットが胸元につけていた事からも、ガーネットの魅惑的な雰囲気は、女性の美しさの永遠のシンボルとされてきました。

 

 ユダヤ人の伝説には、大洪水の時にガーネットが光を放ってノアの方舟を導き、方舟を救ったという話があります。

 古代スカンジナビアでは、ガーネットがヴァルハラ(英雄の霊を祀る場所)への道を照らすと考え、死者とともに、ガーネットを埋葬しました。

 十字軍の戦士は、ガーネットが自らを守ると信じ、自身の甲冑にガーネットをはめ込み、戦いに挑みました。

 

 ガーネットの宝石言葉は「真実」「情熱」「友愛」「繁栄」「実り」です。

 

 ガーネットの原石は、実ったザクロの種子に似ている事から実りを象徴する宝石とされています。

 「目標に向かってコツコツと努力を積み重ね、いつか努力を実らせる。」

 ガーネットは、働く事は生きる事、生きる事は働く事である現代の私達の努力の実現をサポートしてくれる宝石です。