戦国時代、戦に勝利をすると、自身の領土を拡大することや敗者を部下として招き入れることができました。
戦国大名は、自身の領土を拡げるため、または自身の領土を守る為に戦をしていました。
では、そのような戦の果実は、いつ決定するのでしょうか。
戦に勝利した時ではなく、戦の後に行われる交渉において、決定します。
つまり、戦が強くても、交渉上手でなければ、自身の領土を拡大することはできませんでした。
秀吉が天下人への第一歩を踏み出したのは「山崎の戦い」にて光秀に勝利した時です。
しかし、その第一歩を完成させたのは、その後に行われた「清須会議」です。
ここで、織田家の実権を秀吉が握ることが決定しました。
最終的には、交渉や会議で、実権を誰が握るのかを決定することは、現在の社会と同じです。