「前にね‥彼にこんな事を聞いたんだ。」
「キミは、格好良く死ぬ?それとも、恰好悪くても足掻いても生きる?ーって。」
「彼は、いつだって勝つ為に努力し、ボクに勝ちきれなかった屈辱を飲み込んでも、この試合に挑んだ。」
「でも、そんな努力も屈辱も、君達Genius(ジーニアス=天才)10は、当たり前に乗り越えてるんだよね。」
「‥お前もな。」
「だけど、彼は、それだけじゃ無かったー。」
『テニスの王子様』跡部に対する入江の言葉です。
![入江奏多(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]](https://renote.net/files/blobs/proxy/eyJfcmFpbHMiOnsiZGF0YSI6NzQwMDgyNCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--89067772af62137a92052ca16443e18fbd8e6bdd/R%20(6).jpg)
12月21日「ジャンプフェスタ」に行ってきました。
ただでさえ、山手線等から京葉線に乗り換えるまでの距離が長く、ウンザリするにも関わらず、会場の幕張メッセまでは、東京駅から京葉線で、40分も掛かり会場に辿り着くまでも、長い道のりでした。
東京駅から千葉方面に向かう京葉線に乗車する人達は、殆どが「東京ディズニーリゾート」を目指している人です。
「東京ディズニーリゾート」があるおかげで、京葉線は成り立っているのではないでしょうか?
12月21日は「東京ディズニーリゾート」に向かう人に加え、否、それ以上に「ジャンプフェスタ」に向かう人が多く、電車内は身動きが出来ない状態となり「ディズニーグッズ」を身に付けている人と『ジャンプ』の推しキャラを纏っている人が混在しているというカオス(混沌)状態でした。
勿論『ハイキュー』『僕のヒーローアカデミア』『呪術廻戦』等、最早推しといえばという作品のキャラクターのグッズを身に付けている人が最も多かったです。
ただ『テニスの王子様』『BLEACH』『銀魂』等の推しキャラグッズを身に付けている人も多く、恐らく10年以上その作品、そのキャラクターを推しているであろう古参が多かった事は、新たな発見でした。
そして、さらに『SAKAMOTO DAYS』『ジャンケットバンク』等、これから大ヒットしていくであろう作品の推しを纏っている人も多かったです。
♦多様性・ダイバーシティ等
推しも特定のキャラクターが多いのではなく、人それぞれ推しが違うという事は、素晴らしい社会になってきていると感じます。
私は、『ハイキュー』大地さんの「痛バッグ」を持ち、大地さんを全身で推している女性を観たのは、初めてでした。
♦15年以上
『テニスの王子様』を推し続けている人の最も多い総の推している年数です。
「テニスは、続けます‥。でも、家を捨てるつもりはありません。」
「俺にとっては、どちらも大切なものです!」
「両方を選ぶと言う事は、どちらかだけ選ぶより辛い道になる。それを分かってるの?」
「はい‥それが俺の覚悟です。」
「そう‥なら仕方ないわね。どちらも手に入れられるのは、ほんの一握りの選ばれた人間だけよ。」
「‥あなたなら出来るわ景吾。良い選択をしましたね!」
『テニスの王子様』跡部と跡部母の会話です。
『テニスの王子様』を知る人であれば、跡部の事を「跡部様」と呼びます。
「ジャンプショップ」でも、跡部グッズを購入する時には、店員の方も「跡部様の缶バッジ1つ」等と言い、商品の確認をします。
「俺は、バレーを続けるか迷ったりして、相談に行った。でも、迷ってるなんてポーズだって、すぐ見抜かれた。」
「自分の力の上限をもう悟ったって言うのか?技も身体も精神も、何ひとつ出来上がっていないのに?」
「自分より優れた何かを持っている人間は、生まれた時点で自分とは違い、それを覆す事など、どんな努力・工夫・仲間をもってしても不可能だと嘆くのは、全ての正しい努力をしてからで遅くない。ただ、自分の力はこんなものではないと信じて只管まっすぐに道を進んでいく事は、自分は天才とは違うからと嘆き諦める事より、辛く苦しい道であるかもしれないけれど。」
「俺は、この人から学ぶって決めた。そしたら翌年から、アルゼンチンに戻っちゃってね。まあ海外には絶対挑戦する事になるし、それがちょっと早くなっただけ。行きたい舞台(ばしょ)は、どうせ変わらない。」
『ハイキュー』及川徹とホセ・ブランコ、そして再び及川徹の言葉です。

『テニスの王子様』跡部景吾
『ハイキュー』及川徹
私は、天才ではないキャラクターが好きです。
何度も天才に敗れ、屈辱を味わい、迷いながらも努力を重ね続け、天才達に挑んでいく。
自分自身が天才でないからか、天才キャラクターに憧れこそすれど、本当に応援をしていたり、人生を支えてくれるのは、天才ではない彼らのようなキャラクターです。

軸:人が価値を判断する上で、前提となるもの
世の中の人を①凡人②秀才③天才に、区別した場合の軸が、上記の図です。
評価:軸に基づいて「Good」「Bad」を評価するもの
「Good」「Bad」という評価は、コミュニケーションにより、変わる事があります。
しかし「共感出来るかどうか」という軸は、コミュニケーションにより、変わる事がありません。
その為、①凡人②秀才③天才は、理解し合う事が出来ません。
軸が異なる場合、両者のコミュニケーションは、殆ど平行線に終始します。
私自身、区役所等の公務員と話す時に、殆ど全てのコミュニケーションが、何も変化が起きないという平行線に終始するのは、軸が異なる事も要因の1つであると分析をしています。
★①凡人は、②秀才を天才と勘違いする
★②秀才は、①凡人を見下し、自分の都合の良いように操る
人が作る組織において、生じている事の、根幹は上記の2つに集約する事が出来ます。
宗教や政治家等が、わかりやすい例でしょうか?
★③天才は、②秀才に興味がない
★②秀才は、③天才に妬みと憧れの相反する感情を持つ
♦ジョブズとウォズニアック
♦鈴木敏夫と宮崎駿
ジョブズを③天才と勘違いしている人は多いかもしれませんが、ジョブズは②秀才です。
③天才は、実際に商品を1人で作ってしまう事が出来るウォズニアックです。
しかし、③天才だけでは、その価値を世の中に広める事は出来ません。
スタジオジブリも、③天才・宮崎駿を②秀才・鈴木敏夫が、支える事で、成り立ってきました。
この続きは、また後程。