批判は、無料であなたの才能を教えてくれる

 誰もが嫌いなコミュニケーションに批判があります。私も、批判が届く度に、落ち込んだり、悲しんだり、また、怒りの感情が芽生えたりします。

 では何故、この世から批判がなくならないのでしょうか?

 それは、人の本能に嫉妬という感情が深く刻み込まれているからです。

 嫉妬の理由を本質的に考えると、それは弱者が強者に殺されないようにする為であると考えることが出来ます。人は、自分よりも格上の遺伝子に出逢うと、自分が負けていることを察知します。そして、このままでは、自分が存在する価値がなくなってしまうと考えます。

 そして、次の瞬間、嫉妬のスイッチは発動し、格上の遺伝子の持ち主の批判を始めます。批判をすることで、何とか自分の存在価値を示しているのです。

 このように批判は、弱者から強者、下から上に行われます。これを理解すれば、批判に怯える必要もなくなります。批判をされたら、「そろそろ強者の仲間入りをしてきたかな。」と心躍らせる位で丁度良いです。

 反対に、あなたが思わず相手を批判したくなったら、それは自分の遺伝子が負けている証拠であると理性的に受け止める必要があります。

 完全歩合制の女性セールス達の間で成績が優秀な人に対する批判は「どうせ枕営業でしょ?」です。

 この批判を翻訳すると「遺伝的に容姿が優れていて羨ましい。」となります。

 「勉強だけ出来る奴」という批判を翻訳すると「遺伝的に知能指数が高くて羨ましい。」となります。

 こう考えると、批判が届く度に落ち込むどころか、ワクワクします。

 なぜなら、批判が届く度に、あなたの才能を無料で教えてもらえることが出来るからです。