数字は嘘をつかない。数字こそが正義

 

 「数字は嘘をつかない。数字こそが真の正義。」

 『アルキメデスの大戦』櫂の言葉です。

 

 

 …リンゴをたくさん食べた…

 …リンゴを少ししか食べていない…

 実は、両者が食べたリンゴの数は、同じ2個です。

 しかし、たくさんや少しでは、人により解釈が異なってしまいます。

 

 …リンゴを2個食べた…

 この表現であれば、誰が解釈をしても、食べたリンゴの数は2個です。

 そこに誤解や錯覚、認識の違いは生じません。

 

 

 有難い事に、弊社で働きたいという希望の方が、たまに現れます。

 私は、その時「売り上げを100万円稼げるようになってから、また来てください。」と言っています。

 

 ビジネスにおいて誤解が生まれてしまう根底には、数値化の欠如があります。

 人は、ビジネスにおいても、感情を過剰に含ませます。

 

 …社長の肝煎りだから続けざるを得ない…

 …現場に定着があるから撤退したくない…

 …社員全員、身を粉にして働いています…

 このような表現で議論をしていても、ビジネスは前に進みません。

 感情に訴えかける言葉でしか話せないと、必ず失敗を繰り返します。

 

 …目標の50%の売上に届かなかったら、事業は撤退する…

 …利益を150万円以上生む施策であれば進めていい…

 このように、誰の目にも明らかな基準を設け、割り切る事が大切です。

 

 

 データのない不毛な会議は、やめましょう。

 好き嫌いや空気の読み合いは、やめましょう。

 感情にのみ訴えかける事は、やめましょう。

 

 会話の中に、必ず数字を潜ませておく。

 これを実行するだけで、あなたが必ず成長する事を約束します。