数字を正しく理解する

 コロナウイルスの致死率は、2%と言われています。

 正確にデータを読み解くには、2%の数字の裏を知る必要があります。

 実は、コロナウイルスの致死率を高めているのは、高齢者です。

 80代以上の致死率は、14%にもなります。逆に、10代・20代・30代の致死率は、0.2%です。40代は0.4%、50代は1.3%です。つまり、致死率2%が誰にも当てはまるわけではないのです。正確に数字を把握すれば、心理的に余裕を持ち、対策を考えることができます。

 保険会社が謳う「日本人の2人に1人は癌になる。」も、2人に1人のほとんどが80代以上の高齢者のことを指しています。

 データが重宝され、数字を使えば、説得力が増すような印象を受けます。

 しかし、数字の裏側まで、教えてくれる人はいません。不安を煽ることが、商売の手法の1つだからです。

 数字が出されたら、それを鵜呑みにせず、数字の裏を考える癖をつけることで、世の中の真実を見極めることが出来ます。