敵と味方

 人は、敵と味方を作ってしまいます。
共通の敵を作り、味方の結束を固めるということは個人レベルでも、国レベルでもあることです。
 ただ、敵と味方を作った場合、双方が全てにおいて思考が共通であるわけではありません。
それに加え、味方になると、実力を否定できない空気が生じてしまいます。
 スポーツにおいても、実力が伴わないにも関わらず、国民の支持という曖昧な空気のおかげで、生き残っている人も多数います。
それであるならば、敵としている方こそ、適正な実力が必要になるのではないでしょうか。
 なぜなら、敵は実力が伴わなくなると、たちまち淘汰されてしまうからです。
敵を淘汰することに、誰も躊躇はしません。
すなわち、敵こそが味方よりも、本当の実力があるのかもしれません。
 個人レベル、国レベルにおいても、この考えを持つことで視野が広がるかもしれません。