「敵に塩を送る。」という言葉があります。
この言葉は、上杉謙信が作物の不作・各国からのけん制により、甲斐に飢饉が生じた時に敵である武田信玄に大量の塩を送ることが由来と言われています。
謙信と信玄は、川中島で5度戦います。
結局勝敗はつきませんでした。しかし、この戦いは後世に語りつがれることになります。
信玄は死に際、息子勝頼に遺言を残します。
「お前が困ったら謙信を頼るがいい。謙信は、若いお前を苦しめるようなことはしないだろう。私はついに謙信を頼ることはできなかった。
謙信はそのような男である。」
戦国時代義に生きた上杉謙信という珍しい武将を称える信玄の言葉なのではないでしょうか。