新たな癌治療への期待
ストレスがかかると、自律神経の一種である交感神経が、反応することが知られています。
これまでにも、慢性的なストレスが、癌の進行を加速させるという研究結果がありました。
しかし、交感神経と癌の進行の具体的な関係はよくわかっていませんでした。
今年7月、マウスの乳癌が進行するにしたがって、自律神経が乳がんの組織に入り込むことを発見しました。
そして、その状態で、交感神経を刺激すると、癌細胞が増殖したり、癌の転移が増えることが明らかとなりました。
一方、癌組織から交感神経を取り除くと、癌細胞の増殖や転移が起きにくくなることも、わかりました。
現在の癌治療は、手術や薬物療法、放射線治療です。
これらには、大きな副作用があり、新たな癌治療が期待されています。
今回の結果から、自律神経を操作する新たな癌治療が生まれるかもしれません。