新恐竜時代
私は、以前から、薬指は必要であるかと疑問を抱いていました。
その疑問に答えるかのように、人の指の動きを再現したロボットは、薬指を除いた4本の指でも、人が行う多くの動作をすることが可能であると発表されています。
しかし、複雑な指の動きを再現している人の身体は、いまだに理解出来ていない部分が多く、薬指の役割も現在では理解出来ていないだけなのかもしれません。
ティラノサウルスの前足も、長く無意味なものであると考えられていました。
たしかに、大きな身体に比較し、あまりにも不釣り合いな小さな前足です。
しかし、研究が進むにつれ、小さな前足は、獲物を倒した後素早くとどめを刺す為、さらに、座った状態から立ち上がる時に身体を支える為であったのではないか等の仮設が立てられています。
国立科学博物館のティラノサウルスの骨格模型は、座った姿勢をしています。
あの状態から、巨体を立たせるのは、身体に大きな負担を掛けます。事実、発掘されたティラノサウルスの骨格において、背骨を骨折している個体が複数発見されています。
そう考えると、小さな前足を軸とし、立ち上がっていたという説も、頷ける部分もあります。
歴史同様、恐竜も、時代とともに定説が変化しています。