春は夜桜。夏には星。秋には満月。冬には雪。それで十分酒は美味い。それでも不味いんなら、それは自分自身の何かが病んでいる証拠だ9

 

 「春は夜桜。夏には星。秋には満月。冬には雪。それで十分酒は美味い。それでも不味いんなら、それは自分自身の何かが病んでいる証拠だ。」

 『るろうに剣心』比古清十郎の言葉です。

 

 

 4月20日~5月5日頃までを、二十四節季において、穀雨と呼びます。

 穀雨は、やわらかな春雨が田畑を潤し、恵の雨となる頃であるとともに、春の終わりを告げる季節でもあります。

 

 

 穀雨の旬なものは、①スズキ②新玉ねぎ③文旦です。

 

 ①スズキは、この時期にいたわりたい肝を養い、胃腸を整え、血を補ってくれます。

 スズキは、クセのない白身魚という事もあり、フランス料理に多く用いられる食材です。

 また、肌の健康を維持するビタミンA、代謝を支えるビタミンB1、骨の形成と成長を促すビタミンDが豊富な栄養価の高い食材です。

 

 ②新玉ねぎは、3月~5月に旬を迎えます。

 新玉ねぎは、血を巡らせる効果がある為、頭痛・肩こり等を予防してくれます。

 血を巡らせる効果が高い新玉ねぎは、脳梗塞・心筋梗塞・動脈硬化等、血液や血管に影響する多くの生活習慣病を予防する働きがあります。

 

 ③文旦は、穀雨の時期の柑橘系の中で、お勧めの食材です。

 文旦に多く含まれているビタミンCは、抗酸化作用・抗ストレス作用・コラーゲンの生成等の効果が期待出来ます。

 ビタミンCが不足すると、強い疲労感や関節痛等を引き起こす事がある為、旬の文旦を食べ、ビタミンを補給しましょう。

 

 

 食事が美味しくなる最も重要な要素は、2つです。

 1つは、空腹である事。

 もう1つは、旬の食材を味わう事です。

 旬の食材を味わい、心と身体に栄養を補給して、今日も新しい事に挑戦していきましょう。