「覚悟はいいか?オレはできてる。」
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』ブチャラティの言葉です。
高校生の頃の私の愛読書に『ドロップアウトの偉い人』という本がありました。
その頃からか、私は組織を飛び出した人に魅力を感じるようになりました。
仕事柄「会社組織に不満を持っている」「良い組織にしたい」「良い組織にするにはどうしたらいいでしょうか」等の相談があります。
これに対しては、組織心理学等を応用し、アドバイスをしていきますが「組織に不満を持っているのであれば飛び出せば?」「人が3人以上集まったのなら完璧な組織等出来るわけないじゃん」「組織を良くしたいという前に、実績を上げてあなたが組織のトップになった方が良くない?」というのが私の本音です。
皆「独立したい」と言いますが、独立しません。
皆「地元を出たい」と言いますが、地元を出ません。
皆「実家を出たい」と言いますが、実家を出ません。
私は、組織を飛び出し、そこから自分の実力で社会と戦ってきた人が大好きです。
『PSYCHO-PASS』槙島は、シビュラシステムという社会のルールを飛び出し、自らの理想の答えを知る為、社会に問いかけました。
『HUNTER×HUNTER』ヒソカは、幻影旅団という組織を無視し、自らのルール(性癖)にのみ忠実に動いています。
『ハイキュー』及川徹は、日本を飛び出し、才能開花のチャンスを掴み、全員倒す為、海外で挑戦する道を選びました。
私が、好きなキャラクターも、皆、組織を飛び出したキャラクターばかりです。
そして、組織を飛び出し、皆から迫害されているような状況の中でも、前を見て、懸命に生きる姿こそ、最も美しい姿であると思います。
何かに挑戦をしたり、成長する事を望んだり、大きな不満を感じていてそれを変えたいのなら、人生のどこかで組織から飛び出す瞬間が必ず訪れます。
組織から飛び出し、その後成功を収めた人は英雄のように語られがちですが、皆、組織を飛び出した瞬間は、挑戦者だったのです。
「今日何をする?」
『ハイキュー』稲荷崎高校のコンセプトが、頭を過ぎります。