時代が変わっても、いつも同じものが2つある。ひとつは、学生達の笑い声。もうひとつは、月の下には必ず星が集うということ

 

 「白ひげは、時代にケジメをつけただけ。海軍本部は、新戦力を整えた。大物達も仕掛けなかったーまるで準備をするかの様に…あの戦争は序章に過ぎない。お前がいつも言ってたな。手に負えねェうねりと共に…豪傑共の新時代がやって来る。…歯車を壊したぞ。もう誰も引き返せねェ。」

 『ONEPICE』ローの言葉です。

 

 

 2021年ケンタッキー、2022年ムーミンカフェ、2021年、2022年最も訪れた飲食店が次々に閉鎖となった東京ドームシティ。

 日曜日に行ったら、店舗の3分の2以上が閉店となっていました。

 20周年を迎える東京ドームシティが、大規模に変貌を遂げる事は想像はつきましたが、馴染みの店が次々と閉店していく姿に、資本主義とはいえ、少し悲しい気持ちになっていました。

 

 昨年末、東京ドームシティホテルの前に吉本興業による新劇場が建つ事が発表されました。

 そして、昨夜ようやく東京ドームシティの新時代が発表されました。

 

 ケンタッキーやムーミンカフェ等があったエリアは、25店舗以上が新規開店するフードゾーンになります。

 確かに、どこの場所にもあるファーストフードよりも、その場所でしか買う事が出来ない店舗を展開する方が、文京区らしいかもしれません。

 東京ドームシティにも、西武池袋のような上質な空間が出来る事を期待してしまいます。

 さらに、これまでショップ・レストランが立ち並んでいたエリアには、20店舗が新規開店をします。

 KALDIや3COINS等、現代のニーズに沿った店舗とともに、東京初出店となるゴディバデザート等、観ているだけでも楽しめる店舗が新規開店します。

 

 また、東京ドームホテルも大人の隠れ家をコンセプトとしたエグゼクティブフロアをオープンさせます。

 高級ホテルが少ない日本において、東京ドームシティが海外のエグゼクティブを迎える場所になってもいいのではないでしょうか。

 

 

 これまでの東京ドームシティの魅力は、子どもと遊べる場所というものが挙げられます。

 遊園地の中に、歩けない子どもも、動く事が出来る人工芝のエリアがあり、フードコートや子どもが遊ぶ施設であるアソボーノ等、子どもが楽しめる空間を演出してきました。

 もちろん、その路線は続けてほしいです。

 今までは、子ども連れ・学生等が主なターゲットであった東京ドームシティですが、これからは大人もターゲットにしていく事が考えられます。

 

 私は、値段が高くても、静かで、上質なサービスをしてくれる空間で、時間を過ごしたいと考えます。

 このようなニーズにも、対応出来るように、東京ドームシティが変化してくれる事を願います。

 

 進化する街とは、新陳代謝が続く街です。

 東京ドームシティも、オープン当初からある店舗を切り、大規模な新陳代謝に踏み切りました。

 新陳代謝の続く街には、人が集まり、人がお金を落とし、人が新しい文化を作っていきます。

 そして、文京区という街が、さらに素敵な街になっていくという好循環が生まれます。

 

 「時代が変わっても、いつも同じものが2つある。ひとつは、学生達の笑い声。もうひとつは、月の下には必ず星が集うということ。」

 『食戟のソーマ』ふみ緒さんの言葉です。