時間を自分のものにしてしまえば、多くの人が1年で出来ることを過大評価している事、そして、10年で出来る事を過小評価している事がわかるだろう

 

 「実績だよ。プライドだけでは人は守れないし、信頼は実績の後についてくるものだ。魔法帝に求められるものはただ一つ…最強と言わしめる実績だ。実績を出せ。ひたすらに実績を積むこと。それが全てだ。それが出来ない者は、頂点に立つことなどできはしない。」

 『ブラッククローバー』アスタのどうしたら魔法帝になれるか?という質問に対する魔法帝ユリウス・ノヴァクロノの返答です。

 

 

 『ブラッククローバー』魔法帝ユリウス『マッシュルーMASHLEー』最強の敵イノセントゼロともに、時間魔法を使います。

 私も、最強の魔法は時間魔法であると考えています。

 

 

 仕事の生産性を上げようと、様々な時間術が考案され、書籍や動画、セミナー等においても、無数の時間術が紹介されています。

  ①仕事のプロセスを効率化して、早く作業を終わらせる

  ②無駄なタスクを見つけ、そこに使う時間を限界まで減らす

  ③綿密な締め切りを設定して、モチベーションアップを図る

 いずれも時間術として定番のテクニックであり、それぞれが作業の効率化や無駄の排除、行動の最適化等、時間管理の悩みへの答えを提示してくれています。

 

 しかし、これらの技法により、長期的な成果を実感出来ている人が、ほとんどいない事が最新の研究で明らかになってきました。

 パフォーマンスが上がったと思うのは最初だけであり、一向に時間のプレッシャーは減りません。

 やがて、再び締め切りを守れなくなり、やるはずだった家事も放置され、大切な事には手をつけないまま…。

 多くの人が、このような経験を繰り返しています。

 

 マッキンゼーとオックスフォード大学が5,400を超えるITプロジェクトを調べた研究によれば、参加者の大半が何らかの時間術を使っていました。

 しかし、期限通りに仕事を終わらせる事が出来た人は、全体の3分の1もいませんでした。

 多くの人は、当初の予想の3,5倍もの時間が掛かっているという結果でした。

 また、大学生を対象にした実験でも、卒業論文を予定通りに提出出来た生徒は、全体の30%にも満たないという結果が出ています。

 

 世の中に、これ程時間術があるにも関わらず、いまだに多くの人が時間の悩みを抱え続けています。

 無数の論文を精査した結果、時間術に関して正しい答えは、万人に効果がある時間術は1つもないという事です。

 

 しかし、全く時間に対して、アプローチが出来ない訳ではありません。

  ①本当に気にするべきは、時間ではなく、時間感覚である

  ②時間は平等であるが、時間感覚には個体差がある

  ③個体差に合わせた時間感覚さえ書き換えれば、時間を有効に使えるようになる

 上記の3つが、時間術に対する現代の科学が導き出している答えです。