光と闇、太陽と月、スーパーマンとバットマン等、対比の関係性を作る事が人は大好きであるとともに、対比の関係の存在は自然の摂理でもあります。
闇があるからこそ光がある事がわかり、光があるからこそ闇がある事がわかります。
分析心理学の創始者ユングは、意識と無意識の関係を、光と闇のように捉えていました。
光と闇は別のものとして捉えられがちですが、実は表裏一体、互いが互いの存在なしには存在出来ないものです。
闇だけの真っ暗な世界では闇が何であるのか、わかりません。
同様に、光だけの眩い世界では光が何であるのか、わかりません。
つまり、正反対の存在があるからこそ、相手のおかげで、自分の存在が浮き上がってきます。
光と闇の関係同様、意識と無意識も2つで1つであり、それらを統合した形としてユングは人の心を捉えていました。
誰もが「自分が嫌い。」という感情を持ち合わせた事があるでしょう。
しかし、それはあなたそのものではなく、自分に関する特定の事柄に関しての事なのではないでしょうか。
そのような自分の負の側面というのは、どうしても目を背けたくなったり、否定したりしたくなります。
ユングの捉え方を参考にするのであれば、自分というのはそのような負の側面あってこその存在です。
このように考える事が出来れば、自分自身をありのままに受け止める事が出来るのではないでしょうか。
現在も語り継がれる心理学や哲学は、例えその人自身の感想だとしても、私達の人生を助けてくれます。