期待値を設定しておく

 「自分が希望しない部署にまわされた。」「あれだけよく接していたお客さんが去っていった。」等、仕事をしている中で不満を抱えることは多々あります。
 不満の原因は、過度の期待です。
 どこかで「自分は希望の部署にまわされる。」「自分はお客さんと良い関係を築けている。」等と自己評価をし、その見返りを期待してしまいます。
 私は仕事等で出会う不満に対する対抗策として、最高の期待値と最低の期待値を設定することが有効であると思います。
 たとえば、「希望する部署に行くこともできるかもしれないし、希望していない部署に行かされることもあるな。」「お客さんと何年も良い関係を築けることができるかもしれないし、1カ月で終了することもあるかもしれない。」等と期待値を設定することです。
 あらかじめ、最高の期待値と最低の期待値を設定しておくことで生じた出来事等にも冷静に取り組むことができます。
 そして、大抵の結果は最高の期待値と最低の期待値の中に納まります。
 最高の期待値と最低の期待値を設定しておくことで、大抵のことは、涼しい顔で「ビジネスだから。」と捉えることができます。