未来は、変えられるかはわからない。しかし、過去は変えられる。その過去の解釈を、見方を変えることは可能だ

 

 「未来は、変えられるかはわからない。しかし、過去は変えられる。その過去の解釈を、見方を変えることは可能だ。」

 『僕のヒーローアカデミア』サー・ナイトアイの言葉です。

 

 

 高校2年生の時、家庭科の教員が「他人と過去は、変えられない。でも、自分と未来は変える事は出来る。」と言っていた事を記憶しています。

 私は、この教員と意見が異なる事が多く、自分の意見を伝えていましたが、最初は教師によくあるパターンで怒る対応をされていました。

 しかし、何度も「異なるのは意見であり、あなたの事を嫌いとか、そういうわけではない。」というような内容の話を続けると、ようやく納得してくれた事も、私にとって良い経験となっています。

 このように、社会の事を何も知らない典型的な教師像を体現するような人でしたが、上記の言葉には、私はとても納得させられました。

 

 自己啓発書にも「過去は、変えられない。でも、未来は変えられる」等と、よく書かれています。

 これは、模範解答としては正しいでしょう。

 しかし、世の中を、洞察してみると、どうでしょうか?

 

 過去に悪い事をした人でも、今ではすっかり成功者として崇められている人が多いと感じるのは、私だけでしょうか?

 逮捕歴があったり、服役をしたり、謝罪会見をしたりしたにも関わらず、ドヤ顔で画面に登場しているカリスマが多いものです。

 

 

 物事の本質を洞察する為には、建前ではなく、本音を見抜く事が必要となります。

 言葉ではなく行動、行動ではなく習慣を、見るのです。

 そうすると、次のような結論を導き出す事が出来ます。

 

 過去は、簡単に塗り替える事が出来る。

 過去を塗り替える事が出来ないのは、あなたが、成功していないからである。

 

 そこには、人間の都合で決めた善悪ではなく、自然の摂理という揺るがない事実があります。

 それは、強い者は、過去さえ変える事が出来るという事実です。

 

 過去に悪い事をやっていた人も、その人が成功をすると、過去の全ては武勇伝となります。

 どんなに美辞麗句を並べた所で、稼げない人には、人は集まりません。

 

 世の中が不安定となり、稼げない人が急増すると「弱いが、強い」という自然の摂理に反した価値観を広める人と、その価値観を崇拝する人が急増します。

 しかし、それはそのように言っていた方が、稼げるからであるというカラクリを理解して、楽しむ必要があります。

 

 水は高い場所から低い場所に流れますが、お金は低い場所から高い場所に流れます。

 誰もが、語りたくない過去の1つや2つ持っているものです。

 過去が、トラウマとなっている人も、多いでしょう。

 でも、大丈夫。あなたが成功すれば、その語りたくない過去もトラウマも、武勇伝として、塗り替える事が出来ます。

 

 最後に1つ。

 自己啓発書に書かれている事と、逆の発想をし、その発想を育てていけば、いずれあなたの発想に、世の中が追いつく日が訪れる事を約束します。