本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある

 

 「本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。」

 「調子の悪い時に、本の内容が入ってこないことがある。そういう時は、何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でも、スラスラと内容が入ってくる本もある。何故そうなのか考える。精神的な調律、チューニングみたいなものかな?調律する際、大事なのは、紙に指で触れている感覚や、本をペラペラめくった時、瞬間的に脳の神経を刺激するものだ。」

 『PSYCHO-PASS』槙島の言葉です。

 

 

 本を読むのは、考える為であり、暗記する為ではありません。

 知識を定着させる有効な方法は、読みながら、自分の考えを構築していく事です。

 ただ、暗記をしようとか、情報を得ようという目的のみに、読書をしていては、読書は苦行になってしまいます。

 読書とは、暗記ではなく、思考です。

 

 そして、読書で得た思考や知識を使える人を目指しましょう。

 あらゆるジャンルに専門家がいて、彼ら彼女らは、豊富な知識を持っています。

 しかし、その知識を使える事が出来ている人は、ほとんどいません。

 専門家と同様の知識を持っていなくても、知識を使う事に重点を置けば、専門家以上の成果を出す事が出来ます。

 知識がある人よりも、知識を使える人を目指しましょう。