小説を読んでいると、「だから、あの時自分はフラれたのか。」と恥ずかしい気持ちになります。
自己啓発書を読んでいると、「だから、あの時自分は失敗したのか。」と悔しい気持ちになります。
読書とは、自分との対話です。
「あたし、かわいそがられるのはもう飽き飽きだった。それよりも驚かせて、昔のことを後悔させたかった。あたしが転校したとき、すごい騒ぎだったよ。アイドルよりかわいいって男子は目の色変えて、女子は嫌な目であたしを見てた。笑っちゃった。なにもかもが今までと反対なんだもん。デブだったとき女の子は私に優しかった。」
『神様のビオトープ』の台詞です。
この言葉に、学生時代の人間模様が凝縮されています。