本気で超えようなんて人は、一人もいなかった。あなただけですよ。本気で超えようとしてたのは

 

 

 「‥未だ掴めないのは、柴登吾の行方。」

 「妖術師の中でも、わかりやすくピンキリはあるが、その天井を叩いているのは、あの男だ。3年前も出し抜くのに、かなり苦労した。こちらは引き続き探らせる。」

 

カグラバチ】柴登吾の妖術.強さ.年齢は?プロフィールを解説! | 【裏話満載】話のネタに困らない最新トレンドニュース

 

  『カグラバチ』幽の言葉です。

 

 

 

  ♦サッカー選手の中でも、わかりやすくピンキリはあるが、その天井を叩いている男が現在誰もいない

 

 …われわれは恵まれた時代を生きている。リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの全盛期を、リアルタイムで目撃できる恵まれた時代を、だ…

 …なかでも、2人によるバロンドールの独占が続く2008年以降は、サッカー史に深く刻まれる歴史的な10年と言って差し支えないだろう…

 …節目となる創刊500号で改めてフィーチャーするのは、最高峰に君臨しつづける2大クラックの10年。その偉大な足跡に迫る…
 

  2018年1月に発行された『ワールドサッカーダイジェスト500号』の言葉です。

 

 

 メッシとロナウドの10年以降、フットボール界で天井を叩く男が、現れていません。

 …ネイマール・エムバぺ・ハーランド…

 純粋な個人の能力であれば、メッシ・ロナウドを超える選手は、何人も存在ます。

 

 では、何故フットボール界で、天井を叩く男が、現れないのでしょうか?

 私は、その理由は、本気で超えようとしていないからであると考えています。

 

 

 

 「何してんだ、あいつ…!敵わなねえなら、退いて増援待てよ‥!自分が一番わかってんだろ。オールマイトのようにはなれないって。だから、早々に諦めてイカれたんだろ‥いらねー子どもは放ったらかしで、お母さん病むまでおいつめて‥諦めて逃げろよ‥。」

 「夏‥理解はできても、納得できないってことあるでしょ?諦めたんじゃないよ。あの人は、誰よりも諦めの悪い人なんだよ。」

 

 「象徴の不在。これが、象徴の不在‥!!」

 

 「てきとうな事言うなや!!どこ見て、喋りよっとやテレビ!あれ見ろや。まだ炎が上がっとるやろうが。見えとるやろうが!!エンデヴァー生きて、戦っとるやろうが!!おらん象徴(もん)の尻っぽ引いて勝手に絶望すんなや!」

 「ガチすぎやろ。やめろや。はよ逃げよって。」

 「今、俺らの為に、体張っとる男は誰や!!見ろや!!」

見ろやくん | TikTok

 

 「再び空からの映像です。あっ黒の敵(ヴィラン)が‥あっ!!避難先へ!!ああ追っています!しかし、追っています。エンデヴァーーー!!!!」

 「おっオ前も再生さイせいも持ちなノか?」

 …一緒にするな。こちとら既に、体が動かん!!動かん体を火力で推し出せ。ありがたい!痛みで意識が保てる。倒れてなるものか!霞むこの眼で、勝機を見据えろ!火力を上げろ!!もっと!!更に!!…

 

 「そーゆーとこです。」

 …エンデヴァーさん!俺の羽じゃ、破壊力が足りない。けれど、スピードなら互角です。俺ね、見てたんで知ってんですよ…

 …本気で超えようなんて人は、一人もいなかった。あなただけですよ。本気で超えようとしてたのは…

 …「いや無理でしょ‥どんだけ不器用なんだ。この人は。」…

 

 …羽あらかじめ飛ばしておきました。あなたの火力に俺の羽(スピード)を上乗せする。背中推しますよNo1ー!!…

 

ジャンプ31号感想】僕のヒーローアカデミア 第189話 彼は何故立ち続けたか : ジャンプ速報

 

  『僕のヒーローアカデミア』轟家の会話と、テレビ局アナと見ろや君、エンデヴァー(轟炎司)、ホークスの脳内言葉です。

 

 

 

  ♦約束された成功よりも、挑戦を選択し、ただ1人で本気で超えようとし続けた

 

 クリスティアーノ・ロナウドが、レアルマドリードからユベントスに移籍します。

 ロナウドとメッシの10年間にも終止符が打たれるようで、寂しい気持ちになります。

 時代に終止符が打たれるものの、マンチェスターからマドリード、そしてトリノへ、ロナウドのチャレンジは続きます。

 

 

 現在でこそ、マドリードは人気・実力ともに世界一のクラブですが、ロナウドが移籍した2009年は現在のような状況ではありませんでした。

 チャンピオンズリーグでは何年もベスト16以上に進むことができず、ライバルのバルセロナは当時歴代最強チームでした。

 つまり、ロナウドのマドリード移籍は、成功が約束されたものではありませんでした。

 移籍当時、マドリードがチャンピリーグ3連覇する姿も、マドリードのユニフォームを着ながらバロンドールを4度受賞する姿も想像できませんでした。

 ロナウドには、周りを勝利に巻き込む力があります。ロナウドがユナイテッドにいた頃は、イングランドがヨーロッパの主役でした。

 

 マドリードに移籍をすると、ヨーロッパの主役はスペインになりました。

 ユベントスに移籍をしたことで、イタリアがヨーロッパの主役になるかもしれないと期待してしまいます。

 ブッフォンが去ったユベントスでロナウドにはリーダーとしてチームを勝利に巻き込むことが期待されます。

 もしかしたら、リーダーとしてのさらなる活躍の舞台を求め、ユベントス移籍を決意したのかもしれません。

 いずれにしても、世界一ゴールを求める男のチャレンジは続きます。

 

  2018年7月ロナウドがマドリーからユベントスへ移籍をした時の、私のブログです。

 

 

 現在のマドリディスタは信じられないかもしれませんが、1998年からマドリーを観ている私としては、いまだにマドリーがチャンピオンズやクラシコで大差で負けるという姿が、頭から離れません。

 マドリーが、話題性だけでなく、実績において、世界一のクラブになったのは、ロナウド以降の話です。

 つまり、ロナウドがマドリーに移籍した当時、マドリーは世界一のクラブではありませんでした。

 

 当時の世界一のクラブは、史上最強チーム・バルサでした。

 ユナイテッドでバルサに大敗したロナウドがマドリーに移籍をしたのは、成功された約束等ではなく、ただ世界一のチームであるバルサ、否、世界一の選手であるメッシを本気で超えようとした為です。

 

 

  ☆エムバぺ:パリ→マドリー

  ★ハーランド:ドルトムント→シティ

 

 個人の能力だけであればメッシ・ロナウドを超える2人の移籍は、どちらも成功が約束された移籍です。

 その移籍に異を唱えるつもりはありませんが、この移籍からは、メッシ・ロナウドを本気で超えようとする意思は、感じられません。

 成功が約束された移籍や、チームに自分が合うか等ではなく、ただ目の前の超えられそうもない敵を超える為。

 

 今の時代では難しいのかもしれません。

 ただ、そういう選手でないと、フットボール界の天井を叩く事は出来ません。

 勿論、メッシ・ロナウドの10年が特別な10年であり、彼ら以前にフットボール界の天井を叩いた選手等、存在しません。

 

 それでも、私は、期待しています。

 本気で超えようとする男の登場を。

 

 クラブよりも、チャンピオンズアンセムよりも、代表や国歌の方が落ち着き興奮してしまう事も悪くはありませんが、やはり、フットボールファンとしては、クラブや、チャンピオンズアンセムに落ち着き・興奮したいものです。