母の腕は優しさで出来ていて、子ども達はその中でぐっすり眠る2

 

 「よちよち歩きの女の子は、最も異なる人々にお互いを理解させる共通の感情の中心である。」

 イギリスの作家、ジョージ・エリオットの言葉です。

 

 生まれた直後の赤ちゃんが持っている感情は、快・不快と興味だけです。

 喜びや怒り、不安等は、まだ感じる事が出来ません。

 

 数カ月かけ、認知能力を伸ばしていく中で、赤ちゃんの感情は拡がっていきます。

 

 たとえば、お母さんが自分にしてくれる事を認識し、お母さんとのやり取りを深める中で、愛着が育っていきます。

 そして、愛着関係が出来、安心出来るようになると、その対となる感情として、不安も感じる事が出来るようになっていきます。

 

 認知能力の発達により、感情の拡がりが生まれてきます。

 身の回りの事がわかればわかる程、赤ちゃんはお母さんや家族の事を好きになっていきます。