「‥結果より過程が大事と大人が言うて、子供はイマイチ納得せん。でも、俺は大人に大賛成や。俺を構築すんのは毎日の行動であって、結果は副産物にすぎん。将来バレーでメシ食ってくわけでもないしな俺は。でも、これも結果のうちかなあ。」
「‥?細かいことはええねん。感情に理由なんか要らん。うれしいはうれしいでええんや。」
「ふはは。」
「何笑とんねん。」
「せやな。」
『ハイキュー』北さんが初めてユニフォームを貰えた日の帰り道での、北さんとアランの会話です。
昨今、注目されているモンテッソーリ教育では、結果ではなく、過程を褒める事を重要視しています。
たとえば、子どもが絵を描いているとしたら、完成した作品を褒めるのではなく「絵に集中して描いていたね。」「どの色で描くか自分で決められたんだね。」等と過程を褒めるように意識します。
なぜ、結果ではなく、過程を褒める事が大切なのでしょうか?
結果ではなく、過程を褒める事により、子どもに対し「成功するかどうかよりも、やった事が大事である。」というメッセージが伝わるからです。
これにより、子ども自身が自分で自分の限界を決めたり、失敗してもすぐに諦めないという気持ちを持つ事が出来、様々な事にチャレンジする事が出来るようになります。
この方法は、子どもに対してだけではなく、パートナーや仕事の仲間、さらには自分自身等、どのような相手に対しても有効です。
「毎日やんねん。ちゃんとやんねん。」
「体調管理、そうじ・片付け。あいさつ。バレーボール。」
「誰かが見とるよ。信ちゃん。神さんは、どこにでも居るからな。誰かが見とるよ。」
「ばあちゃんは、いつも言うとったけど、そのうち俺はどっちでもええなって思うようになった。神さんのためにやっとるわけやないしな。反復・継続・丁寧は、心地ええんや。」
再び北さんの言葉です。