江戸幕府滅亡の真実

 学校の授業で取り扱う歴史は、政治史でしかありません。 そのため、「敗戦後なぜ日本はこのように豊かになったのか?」等という私の疑問に対し、学校ではしっかりとした答えを見つけることができませんでした。  しかし、歴史は政治史だけではありません。 政治史が登場人物を中心とするミクロな視点だとすれば、経済史は世界を舞台とするマクロな視点と言えるでしょう。  この経済史から江戸幕府滅亡を考えると、江戸幕府滅亡は必然的と言うことができます。 ペリー来航後、アメリカは日本に金銀の取引きを求めます。  当時、金銀交換比率は欧米では金1枚に対し銀15枚、日本では金1枚に対し銀5枚でした。 それなのにアメリカは銀1枚金1枚の取引きを求めてきます。  その結果海外から日本で金銀取引きを求める人が増加します。 日本に大量の銀が流入し、代わりに大量の金が流出しました。 このように江戸幕府は、幕末には財政破綻を起こし、統治機能が制御不能に陥っていました。  つまり、坂本龍馬や西郷隆盛がいなくても、江戸幕府は勝手に倒れていたともいえます。 江戸幕府は、創業者一族が自己破産したのです。これに代わり新しい経営者が会社再建を託された、これが明治維新の真実ともいえます。