「わああああ、やめろやめろやめろ。俺から取り立てるな。何も与えなかったくせに、取り立てやがるのか。許さねえ。許さねえ。元に戻せ俺の妹を。でなけりゃ神も仏も、みんな殺してやる。」
「誰も助けちゃくれない。いつものことだ。いつも通りの俺たちの日常。いつだって助けてくれる人間は、いなかった。雪が降り始めた。どんな時だって、全てが俺たちに対して容赦をしなかった。禍福は糾える縄の如しだろ?いいことも悪いことも、かわるがわる来いよ。」
『鬼滅の刃』上弦の六の鬼・妓夫太郎が妹・梅を失いそうになった時の言葉です。
こちらの問いかけに対して「はい」ではなく「はぁ」と答える人がいます。
「はい」ではなく「はぁ」と言われた人は、気分がいいはずがありません。
出来るのなら「はぁ」と返事をする人ではなく「はい」と返事をする人に、仕事を頼みたいと思います。
仕事では、効率や生産性が求められます。
心理学の実験により、気分がいい人の方がパフォーマンスが高い事が立証されています。
仕事で関わる人達に高いパフォーマンスを発揮してほしいのであれば、相手の気分が高くなる返事をする事です。
気持ちのいい返事をする事であれば、誰もが今からでも出来るはずです。
相手の気分を害する返事は、仕事全体のパフォーマンスを落とす迷惑な行為なのです。
因果応報。
あなたの言動は、必ず自分に返ってきます。
「はぁ」という返事をする人は、周りのサポートを十分に得られない為、結果的に仕事の成果を上げる事が出来ません。
仏教では「無知な愚か者は自分に対して、仇であるかのように振る舞う」と言われています。
自分が放った負のエネルギーは、必ず自分に返ってくるという意味です。
悪因悪果(悪い行い)は悪い結果に繋がり、善因善果(良い行い)は良い結果に繋がります。
「はぁ」という返事をする人は特に意図もなく返事をしただけかもしれませんが、実際は相手を不快にする負のエネルギーを放っています。
「はぁ」という返事をした人が質問に答えるのを面倒であると感じた以上に、仕事で関わる人はその人を面倒な人であると判断し、そのような人に信頼が寄せられる事はありません。
自分が放った負のエネルギーが、自分に返ってきているのです。
「禍福は糾える縄の如し」は自然の摂理であると思いますが、良い事は善因善果を重ねた人にしか訪れないような気がしています。