燭台切光忠

 伊達政宗の小姓某に不行跡があり、政宗は懲戒を与えるが、少しも反省する様子がなく、差していた光忠の刀で小姓を斬りました。

 小姓は倒れ、その先にあった燭台までも切り落とした為に、この刀は、「燭台切光忠」と名付けられました。

 信長から秀吉、そして、政宗に伝わった名刀です。

 燭台切光忠は、関東大震災で被災し、焼けてしまいました。

 しかし、2015年燭台切光忠が黒く焼け焦げているものの、現存していることがわかりました。

 刀剣女子達は、クラウドファンディングを始め、徳川ミュージアムと協力し、4,500万円を集め、焼刀となった光忠と写しの光忠を完成させ、展示するまでに至りました。

 一振りの刀を展示すると、4億円の経済効果があると言われる刀剣。

 武士の象徴であった刀が時代を超え、女子達の夢とともに、再び輝き出しています。