猫の疾病として代表されるのが腎臓病です。
癌と並び、猫がかかる病気の代名詞ともなっています。
現在、治療不可能とされている腎臓病に対し、新薬の開発が進んでいます。
血液中の「AIM」という約350個のアミノ酸からなるタンパク質が、猫や人の腎臓機能に大きく寄与していることが立証されました。
先天的に活性化しないAIMしか保持していない猫に対し、人為的に大量生産したAIMタンパク質を投与すれば、腎不全の治療効果が期待できるというロジックです。
AIM製剤は、今夏にも試験原薬が製造される予定であり、2020年から2021年頃の実用化を目指しています。
AIMが現実的に猫の腎臓病に対し、効果があるのであれば、世界中の猫を愛する人にとってこれ以上ない朗報となることでしょう。