生きることへの絶望なしに、生きることへの愛はない

 

 「親が子を愛す事は、果たすべき義務ではなく気持ちであり、それができないなら結婚等するべきではなく、子を持つべきではない。」

 『化物語』羽川翼の言葉です。

 

 

 「あなたの好きな人の悪い所は、どこですか?」

 このような質問をすると、考える事すら苦痛であると感じる人がいます。

 「この人の全てが大好き。だから、悪い所はありません。」

 こういう事を言い出す人は、かなり危ないです。

 自分で自分を騙そうとしている事に気付いていないからです。

 

 このようなバイアスから、外に出る有効な方法があります。

 それは「見たくない」と思うものを「見る」という事です。

 

 たとえば「浮気をしてもいいか、浮気をしてはいけないか」という2つの考えがあります。

 それぞれ個人的な意見はあると思いますが、その個人的な意見とは敢えて反対の立場となり、相手とディベートをする事を頭の中で考えます。

 これが相手の立場になって考えるという事です。

 「こうあるべき」というバイアスから逃れられない人は、反対意見に立って一旦演じてみるという事が出来ません。

 「浮気なんて駄目に決まっている。メリットの事なんて考えられない。」と固執してしまうのは、自ら相手の立場に立って考える事が出来ませんと宣言しているようなものです。

 

 このようにバイアスにまみれている人は、意見を否定されたという事を自分が否定されたと勘違いします。

 反対意見を言われただけで、その人の事を嫌いになってしまいます。

 これでは、人と長期的な関係を築く事は出来ません。

 そして、良い事ばかり言ってくる人を信頼し、お金も時間も人生も貪られていきます。

 バイアスにまみれているという事を認識出来ていないという事は、それだけ危険な事でもあります。

 

 自分の意見を反対されたり、自分の価値観とは異なる人が現れた時は、興味や関心を持つように意識しましょう。

 思考停止して「この人は嫌い」と決めつける事をやめましょう。

 これを実践するだけで、あなたはバイアスから解き放たれます。