病院と自宅

 最近、病院において、合同カンファレンスをする機会が多くなっています。
そこで、感じるのは病院においては、利用者・家族は自分の気持ちを表出しにくいという部分です。
 たしかに、医師・看護師・理学療法士等、たくさんの白衣を着た人に囲まれ、初めて入るような会議室では自らの気持ちを表出しにくいです。
そして、入院中は、病院の決定に従うしかない部分が多くあります。ちまり、決定権は病院になります。
 しかし、病院を退院後は、自らのホームである自宅において、生活が始まります。
そこでは、誰の指示もなく、自らの気持ちにおいて、生活をしていきます。
決定権は、利用者・家族に移ります。
 もちろん、そのような自宅という環境では、利用者・家族は言いたいことを言います。
病院と自宅という環境の違いにより、気持ちの表出という部分で、こんなに違いがあるという事実に改めて気づかされました。