目より先に手が肥える事はない

 「目より先に手が肥える事はない。」

 『呪術廻戦』東堂の言葉です。

 良し悪しを見抜く目を養わなければ、何かを生み出す手の成長は望めないという意味です。

 昨日チャンピオンズ準決勝シティVSパリの試合が決しました。

 私は今シーズン最も多く試合を見てきたチームの1つパリを応援していたので残念な気持ちとともに、これで来年もパリを応援出来るという安堵感に似たような気持ちの双方を持っています。

 多くの解説者がフットボールに詳しいことをアピールする為に、戦術を語りますが、その多くが的を外れている事が多いです。

 攻撃における戦術はどれだけ2対1の状況を作れるか、守備における戦術もどれだけ2対1を作れるかです。

 そして、その2対1の状況を最も作り続ける必要があるのが、中盤の真ん中です。

 この戦術に当てはまるフォーメーションは、4-3-3か3-5-2です。3-5-2においては、アンカーを1人置くフォーメーションです。

 アンカーを軸とした逆三角形の頂点が、その都度巧みに位置を変化させる事により、常に2対1の状況を作り出せる事が出来れば、試合を詰む事が出来ます。

 4-4-2や4-5-1のフォーメーションでは、中盤で2対1を作ることが、中々出来ません。

 そして、三角形の中盤がディフェンスにずれる、またはフォワードに加わる事で、どこでも2対1の状況を作り出す事で、試合を制する事が出来ます。

 自身のペナルティエリアでも、相手のペナルティエリアでも、いつものプレイをするヴェラッティを活かす事を考えれば、トップ下で使っては、上手く使い切れていないと言わざるを得ません。

 ヴェラッティを三角形の1つとして、起用することで、ピッチ上の様々な場面で、2対1を作る事が出来ます。

 その点からは、今回のパリの敗戦は、ポジェッティーノの采配ミスであると感じます。

 2対1を作り出す事が出来ず、止まった相手に対しては、ネイマールですら、崩す事は出来ません。

 また、これから1年間パリを追い続けたいと思います。