「テリーとカルヴァーリョ」と言えば、フットボールを深く掘り下げている人からすると、相棒、パートナーシップの話であると理解出来ると思います。
フットボールは、バスケやバレーと異なり、身長や身体能力に恵まれた1人の人間の力で、勝利することは出来ません。
つまり、1人の能力以上に戦術やパートナーシップが大切になります。
そして、100点の人間を11人揃えれば、そのチームが最強かというと、そうではありません。それが、フットボールの奥深い所です。
そして、相棒には、自分と異なる思考や能力の持ち主が適しています。
関ケ原西軍敗北の原因の1つに、三成が直江兼続と手を組んだことが挙げられると思います。
直江は愛を掲げることからも理解出来るように、三成同様、大義で人は動くと信じていた人間です。
このような人物同士が手を組んでは、人は理で動くことを知る家康には勝てません。
夫婦も、仕事のパートナーも、似たような思考や能力同士が組んでも相乗効果は望めません。
異なる思考や能力を持つ者が組むことで、異なるステージに向かうことが出来ます。