真摯に向き合う意見は、限られる

 「これ以上の説得力がどこにある‥僕に命を任せると言っている二人は‥僕が‥この世で最も信頼している人間だ‥」

 『進撃の巨人』アルミンの言葉です。

 よく他人の意見を聞くようにと言われますが、私はこの意見に賛同しかねます。

 その理由は、多くの意見は、何者でもない人が特に何も考えずに発した意見か、悪意を持ちその人を批判しようという意見だからです。

 真摯に向き合うべき意見を見極めるポイントは、3つあります。

 1つ目は、その意見に客観性があるかです。

 客観性があるかとは、その人の感想だけではなく、データや事実に裏付けられているかという事です。

 2つ目は、その意見が自身のプラスになるかです。

 プラスになるかとは、利益になるかです。

 3つ目は、その相手が信頼出来るかどうかです。

 アルミンの言葉同様、信頼出来る相手からの意見には、真摯に向き合う価値があります。

 上記3つの条件を満たす意見は少なく、つまり、真摯に向き合うべき意見は極めて少ないです。

 多くの人は「あなたの為を思って言っている。」等と言いますが、このように言う人に騙されてはいけません。

 そのような人の本心は、都合よく動く動いてもらう為に言っているです。

 感情的な言動を繰り返す人は、情緒安定性が低い傾向にあり、その浮き沈みに周囲の人は振り回されます。

 そのような意見を参考にして、成功することが出来るかというと、想像通り、その逆に進むことは火を見るよりも明らかです。

 自分の中で、このような条件を満たす意見だけには真摯に向き合おうと基準をあらかじめ決めておくと、迷うこともなくなり、自身の道を進むことが出来ると思います。