私の中のベートーヴェン

 

 

 …悔しいやろうな…

 …でも、憎しみに食い殺されんと、今、自分に何ができるか・何をすべきか、信念に基づいた正しい取捨選択ができる…

 

 …俺らが18歳くらいの時なんか…

 「君は、神童や。」

 

士道𝕏シドウ on X: "ニワカが選ぶカグラバチ好きなシーン ダルマの派手な爆死 車に飛び込み敵をぶった斬るチヒロ  敵に掌底からの空中ワープする柴さん(構図のセンス) 目ん玉灰皿なるよ  あと伯理が宗也に威葬キメるシーンとかMr.イナズマの一連のシーンもお気に入りでやん ...

 

  『カグラバチ』柴の脳内言葉と、言葉です。

 

 

 あなたは、投資をしていますか?

 

  ☆アメリカ株で資産5,000万円を目指す

  ★インデックス投資で老後資金を作る

  ☆投資でFIRE(早期リタイア)を目指す

 

 書籍・広告・動画・SNS等には、上記のような言葉を、よく見聞きします。

 嘘臭いと感じる事もありますが、これだけ「資産形成」「FIRE」等の情報が溢れているという事は、日本国民のニーズの裏返しでもあります。

 物価が上がり続けるのに給料は上がらず、現代の高齢者のように国の成長の恩恵を得る事も出来ない「働く世代」を中心として、いかにお金を増やすかに関心が及んでいる、否、お金と真剣に向き合わないと生きていく事が出来ない事を知る事が出来ます。

 

 

 私自身のNISAは、アメリカ株の急落の影響を受け、過去1カ月間で利益が50%程減っています。

 殆どの経済学者や投資評論家が、トランプに大統領になる事で、アメリカ株は上がり続けると予想をしていましたが、その予想は、現在においては、大きくハズレています。

 過去10年程投資を経験してきた私の見解では、投資を成功させるには「経済学」よりも「心理学」を学ぶ方が良いという結論に至っています。

 

 

 「不労所得」というのは、いつの時代も、魅力的です。

 誰もが寝ながらお金を増やす事が出来ればと、願った事があるでしょう。

 汗をかき働こうが、ただ寝ているだけであろうが、お金はお金であり、それ以上でも、それ以下でもありません。

 

 歴史に名を残すような人達も「不労所得」で生活を助けられたり「不労所得」の誘惑に駆られ痛い目にあっている人が、数多く存在します。

 

 

 

 「全ての楽器は、音楽という神に仕える為に生まれてきた。」

 「音楽とは、神の愛や星の光の如く万人の上に降り注ぐ。貴賤貧富も関係なく、聴くも奏でるも、求めば与えられ、扉を叩けば開かれる。」

 

 「音楽を裏切っただと‥馬鹿馬鹿しい!!音楽は、それを許さんのか?お前だけはとヘソを曲げ、特別扱いしてくれるのか?お前は、そんなに偉いのか?」

 

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  『Bの星線』ベートーヴェンの言葉です。

 

 

 

  ♦ベートーヴェンは「資産運用」を上手くしていた

 

 18世紀後半~19世紀初頭に活躍したベートーヴェンを、知らない人はいないでしょう。

 ベートーヴェンは、難聴に苦しみながら、9つの交響曲を始め、多数の名作を残してきました。

 晩年は、殆ど耳が聞こえなかったと言われており、私自身も、小学生の時に伝記を読みながら「ベートーヴェン可哀想やな」と感じた事を記憶しています。

 しかし、ベートーヴェンは可哀想ではない事を知る事が出来ます。

 

  ☆耳が聞こえなくとも、仕事に困る事はなかった

  ★コンサートのギャラ・作曲料は、トップクラス

  ★複数のパトロンがおり、パトロンに作品を提供すれば、莫大な見返りを得られた

 

 これだけの金銭的利益が得られていれば、ベートーヴェン=可哀想という、従来の構図も改める必要があります。

 

 しかし、お金に恵まれたベートーヴェンの生活は、一変します。

 ナポレオン戦争で、オーストリアが戦費を支払う為に、紙幣を刷りに刷り、スーパーインフレが起こってしまうのです。

 ベートーヴェンの持っていたお金は、紙くず同然の価値になってしまいました。

 

 このような時代背景もあり、晩年のベートーヴェンは難聴に加え、深刻な金欠問題に悩んだと伝えられています。

 

 

 

  ♦10,000グルデンの資産を残している

 

 ベートーヴェンは、亡くなった時に、10,000グルデンの遺産を、残しています。

 当時、家具付きの不動産の賃料が月10グルデンだった為、仮に10グルデンを100,000円とした場合、10,000グルデンは、10,000,000円となります。

 ベートーヴェンのこれまでの稼ぎからすると多くはありませんが、貧困のイメージからは程遠いと感じるのは、私だけでしょうか?

 

 しかも、スーパーインフレで紙幣の価値が大きく目減りした事を考慮すると、堅実に資産を残したと言えます。

 

 

 

  ♦ベートーヴェンは、分散投資をしていた

 

 ナポレオン戦争は、ベートーヴェンの資産を直撃しましたが、株価の変動同様、ナポレオン戦争は、戦後、ベートーヴェンに大きな恩恵をもたらします。

 ナポレオン戦争後、ヨーロッパでは「ウィーン会議」を始め、秩序回復を目的とした会議が、数多く開かれました。

 この会議の催しの1つとして、多くの演奏会が、開かれたのです。

 

 当然、ベートーヴェンにも、声が掛かります。

 ナポレオン戦争で学んだベートーヴェンは、その稼ぎを、貯蓄するだけではなく、投資に回します。

 

 演奏会の報酬で得た4,000グルデンを、8本の株式に、分散投資します。

 ベートーヴェンが、株式投資とは、意外ですよね。

 勿論、ベートーヴェンだけによるものではなく、銀行家の友人のアドバイスを基に、決めた事でした。

 

 

 

  ♦ベートーヴェンは、配当金を目的に株式投資をしていた

 

 ベートーヴェンの目的は、株から得られる配当金でした。

 年万約400グルデンの利息・配当金が見込めたというから、ベートーヴェンは、立派な財テクを駆使していました。

 400グルデンは、当時の上級役人の年収に、相当します。

 

 株価も戦後の経済復興が追い風となり、ベートーヴェンが株を購入してから、6年で株価は、2倍にまで上昇します。

 ベートーヴェンが亡くなった時には、4,000グルデンで購入した株が、全体で7,500グルデンの価値になってたというから、ベートーヴェンは、立派な投資家です。

 

 

 

 私達が、生きている現代は、高齢者が生きた時代とは異なり、ただ会社に所属をする事で給料が上がる時代でも退職金が貰える時代でも、お金を郵便局や銀行に預けているだけで増える時代でも、ただ日本人でいる事に価値がある時代でも、ありません。

 

 お金と真剣に向き合う事が求められる時代です。

 否、そうしなければ生きていけない時代です。