「‥悪いな廉頗。私は、絶対に勝つ戦以外興味はない。」
『キングダム』王剪の言葉です。
★日本の1人当たりの労働生産性:38か国中31位
☆働く幸せを実感する人の割合:18か国中18位
2023年公益財団法人日本生産性本部がOECDのデータを基に作成した労働生産性の国際比較の結果です。
このデータから、わかる事は、何でしょうか?
私は、日本人は、結局好き嫌いでダラダラ働き、不幸になっているのではないかという仮説を立てています。
★嫌いな仕事だから、手を抜く
☆嫌いな同僚だから、協力しない
★嫌いな顧客だから、雑に対応する
上記のような世界観で、仕事をしている人は、多いのではないでしょうか?
★好きな仕事以外は、引き受けない
☆好きな仕事だから、効率を追求しなくても構わない
★頑張ったのだから、結果ではなく、過程を評価してほしい
若しくは、上記のような世界観で、仕事をしている人も、多いのではないでしょうか?
お金を貰っている以上、求められるのは、結果です。
結果の為に、スピードとクオリティにはこだわるべきですし、好き嫌いや本人の捉え方等、関係ありません。
好き嫌いに関係なく、勝てる見込みのある仕事であれば、全力で取り組むべきです。
好き嫌いに関係なく、勝てる見込みのない仕事であれば、最初からやるべきではありません。
学校や親等は「好きな事を仕事にしよう」等と言います。
聞こえは良く、経験が圧倒的に不足している子どもにとっては、反論の余地もありません。
しかし、好き嫌い等の感情で仕事をしても、結果を出す事も、価値を提供する事も出来ずに、苦しむだけです。
大好きな仕事でも、負け続けると、その仕事が嫌いになります。
大嫌いな仕事でも、勝ち続けると、その仕事が好きになります。
たとえ、大嫌いな仕事でも、勝ち続けて周囲から認められると、自己肯定感はが上がります。
当然、勝ち続けると高い報酬を得る事も出来るようになる為、好む場所に妥協をする事もなくなり、好きな本を好きなだけ購入する事が出来るようになり、大切な家族と行きたい場所に何度でも旅行に出掛ける事が出来るようになります。
いかがでしょうか?
上記のように自己肯定感と自己実現と家族との幸せな時間を獲得する事が出来るのであれば、その為の大嫌いな仕事も、徐々に好きになっていく事は、自然な事ではないでしょうか?
綺麗事を抜きにすれば、自分では「これがやりたい」と思っていたとしても、期待される以上の価値が提供出来ないのなら、それは単なる趣味に過ぎません。
★やりたい事が見つからない
上記のように、悩んでいる人は、多いです。
私は、この前提が、間違っていると感じています。
自分の現状を受け入れた上で「やりたい事」ではなく、勝ち筋のある「勝てる事」を見つけるべきです。
「やりたい事」ではなく「勝てる事」を、やりましょう。
人生は、仕事が全てではありません。
また、人生において、仕事の優先順位を1位にする事は、危険な事でもあると思います。
しかし、あなたの「やりたい事」をやるにしても、人生の優先順位の1位である家族の幸せを叶えるにしても、その実現の為に必要となるのは、仕事において獲得したお金と自由な時間です。
多くのお金と、自由な時間を得る為には「やりたい事」ではなく「勝てる事」をするべきです。