私は綺麗にオシャレしている私が大好きだ。強くあろうとする私が大好きだ。私は釘崎野薔薇なんだよ

 

 「男がどうとか、女がどうとか、知ったこっちゃねーんだよ。テメェらだけで勝手にやってろ。私は、綺麗にオシャレしてる私が大好きだ。強くあろうとする私が大好きだ。私は、釘崎野薔薇なんだよ。」

 『呪術廻戦』釘崎の言葉です。

 

 あなたは、誰の為に生きていますか?

 パートナーの為、子どもの為、親の為等、多くの人が家族の為という返答をします。

 誰も傷つけないきれいな答えではありますが、私は、これを疑っています。

 真実は、皆、自分の為に生きているはずだからです。

 しかし、日本には、それを口にする事が許されないバイアスがある為、皆、家族の為と返答します。

 

 真実は、自分自身が幸せになる事が先にあります。

 自分が幸せになって初めて、周囲の人を幸せにする余裕が生まれるからです。

 

 子どもの為にと言う親は、自分の事を後回しにするようになります。

 本心では自分の為に人生を生きているにも関わらず、それを見ないようにする事で、自分自身はどんどん不幸になっていきます。

 自分が不幸であると、他人の幸せを望めなくなっていきます。

 口では「あなたの為に」等と言いながら、本心では「同じように不幸になってほしい」と望むようになってしまいます。

 一見いい親を演じているようでも、実は子どもの失敗を期待したり、「どうせ上手くいかない」等と思っている親は、意外にも多いものです。

 その原因は、あなた自身があなたの為に生きていないからです。

 自分の為に、生きていないから、幸せになれません。

 幸せになれないから、他人の不幸を願うようになっているのです。

 

 「あなたの為に」という言葉を疑いましょう。

 誰かから言われた時はもちろん、あなたが言ってしまいそうになった時にも、要注意です。

 

 

 私が、中田敦彦において最も評価している所は、当たり前のように家族を連れて移住した所です。

 シンガポールへの移住は、家族の考えではなく、中田の考えです。

 「俺が行きたいんだから、一緒に来るのが当然だろ。」

 口にこそ出しませんが、中田自身このように考えている事は、彼を継続して観ている人であれば理解出来るはずです。

 子どもの教育等を問題にする人がいますが、そのような事は些細な問題なのかもしれません。

 子どもが幸せでいる1番の要因は、親自身が幸せでいる事だからです。

 

 親になった途端、幸せや希望、将来の話をする時に、自分自身ではなく、子どもの事を言うようになる人がほとんどです。

 それは、間違いではなく、子どもの幸せや希望、将来を考える事は素晴らしい事であると思います。

 しかし、母親や父親ではない1人の人としての幸せや希望、将来等を考え、行動するという選択肢を取る事も、同様に素晴らしい事です。

 

 「皆がそうしているから」

 幸せの基準を他人にしてしまっては、いつまでたっても幸せになる事は出来ません。

 さあ、今日もあなた自身の為に、生きていきましょう。