「紙の本を読みなよ。電子書籍は味気ない。本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。」
「調子の悪い時に、本の内容が入ってこない事がある。そういう時は、何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でも、スラスラと内容が入ってくる本もある。何故そうなのかを考える。」
「精神的な調律、チューニングみたいなものかな?調律する際、大事なのは、紙に指で触れている感覚や、本をペラペラめくった時、瞬間的に脳の神経を刺激するものだ。」
『PSYCHO-PASS』槙島の言葉です。
ストレスを感じた際、あなたは、どのような方法でストレス解消を図りますか?
運動かもしれませんし、家族や友人に愚痴を聞いて貰う事かもしれませんし、美味しい食事をする事かもしれません。
いずれも、ストレス解消に効果がある事が証明されています。
私は、上記に加え、読書をお勧めします。
2009年サセックス大学が、1日6分読書をする事でストレスが68%軽減するという研究結果を出しました。
良質な本を集中して読む事で、ストレスや不安の多い思考から注意を逸らす事が出来ます。
これにより、心拍数の上昇と筋肉の緊張を和らげる効果が期待出来ます。
読書をする事により、想像力がかきたてられると、不安を抑える脳の前頭葉領域が刺激されます。
本の物語の世界に没入する事で、日常から離れ、日々感じているストレスや不安から解放されるのです。
読書が他の方法よりも秀でたストレス解消法かどうかに関しては議論がある所ですが、読書に一定のストレス解消効果がある事は、アメリカの心理学会の調査でも認められています。
また、読書をする人は、読書をしない人よりも。平均寿命が2年長いという研究報告もあります。
さあ、今日も紙の本を読みましょう。