「この身体のありとあらゆる生体反応が、僕という人間を肯定しているんだろうね。これは健やかにして善なる人の行いだ、と。」
『PSYCHO-PASSサイコパス』槙島の言葉です。
1位『PSYCHO-PASSサイコパス』槙島、2位『HUNTER×HUNTER』ヒソカ、3位『Fate/ZERO』ギルガメッシュ、私の中の好きなアニメキャラクターは、過去5年程不動です。
好きになった理由は、キャラクターの魅力は勿論ですが、その声に惹かれた部分が非常に大きいです。
槙島の声を思い出すと、いつも槙島が、私に問い掛けてくれます。
ヒソカの声を思い出すと、いつもヒソカが、私にもっと魅力的な果実に育てと脅迫してきます。
ギルガメッシュの声を思い出すと、いつもギルガメッシュが、嫌な奴を雑種と一蹴してくれます。
槙島を演じた櫻井さんが、不倫報道をきっかけとし、降板の発表が相次いでいます。
いつものように、猿どもが、自分の人生とは何ら関係がないにも関わらず、騒いでいます。
不倫の問題は、世間の問題ではありません。その家族だけの問題です。
どんなに不倫を重ねても、声さえ魅力的であれば、仕事が舞い込む。声優の世界も、そのような実力主義であってほしいものです。
どのような成功も、その成功に縋っていては、長続きする事は出来ません。
そこで、成功を長続きさせる為の、トレーニングを紹介します。
ここでは、まず自身の状態を4つの領域に分けます。
①快適領域:自分のやるべき事をコントロール出来ていると感じられる領域
②恐怖領域:強い不快感と不安に襲われる領域
③学習領域:新たなスキルや能力が育つ領域
④成長領域:人間的に成長する領域
①快適領域は、自分のやるべき事をコントロール出来ていると感じる事が出来る領域です。
慣れた仕事・昔からの趣味・仲間との会話等が典型的な例に挙げられます。
快適領域では、自分の行動がもたらす結果を把握出来ている為、不安に悩む事はありません。
しかし、慣れた行動しかしない為、成長する事や思わぬ幸運に出逢う事等は、出来ない状態にあります。
②恐怖領域は、強い不快感と不安に襲われる領域です。
転職・苦手な人との会話・新しい行動をした時等に、恐怖領域を体験します。
その為、私達は、反射的にこの段階を避けようとし、恐怖領域を逃れる理由を探そうとします。
「自分がやるべき事ではないい」「こんな事をしても意味がない」等という言い訳を考え、快適領域に戻ろうとするのです。
③学習領域は、新たなスキルや能力が育つ領域です。
学習領域に入ると、不快感や不安感を楽しさや期待が上回り始めます。
「仕事が楽しくなってきた」「最初はわからなかったけど、だんだん勉強が楽しくなってきた」等の気持ちを持った人が入る領域です。
一旦、学習領域に入れば、どのような行動もポジティブに取り組める為、少しの失敗にもへこたれなくなります。
④成長領域は、人間的に成長する領域です。
学習領域で養ったスキルや能力を使い、人間的に成長するような行動に時間を費やす事が出来るようになります。
その為、人間としての成長が望める事に加え、人生の意義を深める事も出来ます。
①快適領域→②恐怖領域→③学習領域→④成長領域、この過程を繰り返す事が、成長や成功を続ける為に、必要となります。
今の場所が快適だからと、同じ場所で、同じ事だけを繰り返していては、その快適領域も、近い将来なくなってしまいます。
上記の過程を繰り返す事で、あなた自身の領域は、徐々に拡大していきます。
仕事の全てを①快適領域→②恐怖領域に移行させる必要はありません。
仕事の一部において、今まで挑戦した事のない事に挑戦し、②恐怖領域を体験する事が、挫折しない肝となります。
そして、それは仕事だけに関わらず、行った事のない場所に出掛ける・今まで読んだ事のない分野の本を読む・これまで勉強してこなかった分野の勉強をする等、趣味や勉強等においても、有効です。
『THEFIRST SLUMDUNK』が始まる前の予告編が流れる映画館。
『岸部露伴ルーブルへ行く』でアニメで露伴を演じた櫻井さんの声が、映画館に流れた瞬間、私は「レベルが違う」と感じました。
勿論、私の嗜好の問題が大いにあるのですが、櫻井さんの本気の声は、他の声優とは一線を画すレベルです。
猿共の言葉は気にせず(『呪術廻戦』夏油傑)、生殺与奪の権利を他人に与えない為にも独立し(『鬼滅の刃』富岡義勇)、再び紙の本を読む(『PSYCHO-PASSサイコパス』槙島)。
過去櫻井さんが命を吹き込んだキャラクター達が、未来を示してくれています。
私は、櫻井さんの領域展開を待っています。