「結果を知った後で、選択をするのは誰でもできる。後でこうすべきだったって言う事は簡単だ。でも‥選択する前に結果を知ることはできないだろ?あの巨人の正体は誰か?何人いるのか?何ができるのか?何を知ってるのか?何を知られているのか?」
『進撃の巨人』アルミンの言葉です。
何か行動をした人に対して、苦情を言ったり、(求められていないのに)アドバイスをしたり、批判をしたりする事は、簡単です。
多くの人は、自分は行動すら出来ないのにも関わらず、何か行動をした人の結果を見てから、こうすべきだった等と言います。
心理学では、このような人達の言動を「講釈の誤り」と呼びます。
講釈の誤りとは、物事が起こってから、後付けで因果関係やストーリーを組み立てる事です。
講釈の誤りを実践している人、あなたの周りにもいませんか?
たとえば、ニュース番組で経済専門家が解説しているシーンは、必ずと言っていい程、講釈の誤りを実践しています。
彼ら彼女らの解説は、理路整然としており、間違っていない事が多いです。
しかし、同時にこんな疑問も浮かびませんか?
「市場がそんなにわかりやすい動きをしているのであれば、何故最初から予想出来ないのだろう?何故、いつも結果論ばかりなのだろう?」
結果が出る前に、彼ら彼女らが市場の動きを予想出来るのであれば、ニュース番組に出て小銭を稼ぐよりも、大きなお金を得る事が出来ているはずです。
あなたは、きっと行動をし、苦情を言われたり、(求めていないにも関わらず)アドバイスをされたり、批判をされたり、される側の人でしょう。
その時には、心が傷付き、その日の夜は中々眠る事が出来ないかもしれません。
でも、大丈夫。苦情を言われたり、アドバイスをされたり、批判をされたりするという事は、あなたが行動をした証拠です。
行動が出来る人は、殆どいません。
私は、行動する事が出来たあなたを心から肯定します。
その他大勢の苦情やアドバイス・批判を、横に置いておく技術を獲得しましょう。
間違っても一時の楽を求めて、苦情を言ったり、アドバイスをしたり、批判をする側に回らないで下さい。
一時の楽は、生涯を通じてあなたの足を引っ張り続ける事となる事を、覚えておいて下さい。