「3年生なのに可哀想って思われても、試合に出られるチャンスが増えるなら何でもいい。正セッターじゃなくても、出る事は絶対に諦めない。その為に、よりたくさんのチャンスが欲しい。」
…チャンスは、準備された心に降り立つ…
『ハイキュー』菅さんの言葉と脳内言葉です。
経費精算等の事務作業やトラブルの報告、苦手な勉強等、つい先延ばしにしてしまう面倒な事を抱えていませんか?
このような面倒な事を、先延ばしせずにやる為の方法があります。
その方法とは、前日に少しだけ準備を進めておく事です。
たとえば、経費の精算が面倒であれば、前日の終業時に最初の1項目だけ入力をしたり、領収書をまとめておく等をしてから、その日の仕事を終わらせるのです。
トラブルの報告なら、上司にアポイントだけ取っておきます。
苦手な勉強なら、テキストを開き、横にペンを置いた状態で就寝します。
たったこれだけの事で、先延ばししがちな事に着手しやすくなります。
「たったそれだけの事で出来るの?」と疑問に感じるかもしれませんが、これには2つの理由があります。
1つ目の理由は、行動に対するハードルが下がるからです。
ほんの少しでも行動をしておく事で、未知の事が苦手な脳に、この行動は既知の事であると思わせる事が出来ます。
これにより、現状維持を図ろうとする脳の防衛本能に抗わずに済むようになります。
2つ目の理由は、物理的なアクセスタイムが短くなるからです。
事前準備が終わっている状態であれば、迷いなく行動する事が出来ます。
「やっぱり今日はやめておこうか」等と余計な事を考える前に動ける為、先延ばしにしてしまう事が格段に減ります。
また、神様からのギフトとして、1度手をつけた後に睡眠を挟む事で、アイデアが深まったり、新たなアイデアが出てくる可能性もあるというおまけ付きです。
脳は、その日に見聞きした情報を寝ている間に整理しています。
その過程で、それまでストックされてきた情報・記憶が呼び起される事があり、それが結ぶつく事により、想像もしていなかったようなアイデアが生まれる事があります。
面倒な事には、前日に少しだけ手をつけておきましょう。
チャンスは、準備された心に宿るものです。