繋げ

 『ハイキュー』には、『キャプテン翼』や『テニスの王子様』のように、あり得ない軌道を描くボールも、真似出来ないような必殺技も、1人で勝利してしまうような超人も存在しません。

 描かれるのは、レシーブ・トス・スパイク・ブロックを深く、深く、掘り下げていく物語です。

 その過程で、スポーツや仲間と、どのように向き合えば、より高みへと行くことが出来るのかが描かれます。

 「牛島さんは、レシーブの時、何を考えていますか?」

 日向が、日本屈指のスパイカー牛島に、スパイクではなく、レシーブの質問をする所に、その深さが表現されています。

 バレーはボールを落とさなければ、サッカーはゴールを決められなければ、負けません。

 負けない為と勝つ為は、同義語でもあり、類義語でもあります。

 そこから考えられたチームのコンセプト同士のぶつかり合いが、『ハイキュー』をより深い所へ引っ張ってくれます。

 「繋げ」音駒高校のコンセプトです。