「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。」
『星の王子さま』キツネの言葉です。
花を見つけたミツバチは、クルクルと輪を描きながらダンスをして、仲間に花の在り処を伝えます。
輪を描くダンスは50~100mの距離に花がある時、8の字ダンスは100m以上の距離に花がある時に踊ります。
一旦ミツバチがダンスを始めると、他のミツバチもダンスに加わり、仲間全員が花の場所を知る事が出来ます。
ミツバチには、花の色がわかりません。
しかし、これは私達ヒトが見えている世界観での話であり、紫外線が見えているミツバチにとっては花の色は私達とは異なる美しい色として見えているのかもしれません。
紫外線で花を見ると、花びらに蜜のありかを教えるパターンが出来ており、これによりミツバチは確実に蜜の在り処に辿り着ける事が出来ます。
ヒトが見る事の出来ている世界は、ごく一部なのかもしれません。
若しかしたら、ミツバチやイヌやネコには、ヒトが見えている世界と、全く異なる世界が見えているのかもしれません。
これは、ヒトにも通ずる所があります。
私が見ている世界と、あなたが見ている世界は、異なるのです。
全てを受け入れる必要はありませんが、素敵な世界の見方をしている人がいたら、そのような世界の見方を自分の人生に取り入れてみる事も、素晴らしい事であると感じます。