習慣は第二の天性なり6

 「キミタチにもバレーボールを好きになってほしい。そのために、ぼくはキミタチに強くなる方法を伝えます。でも、時間は限られている。キミタチに基礎の他にとくにがんばってほしい事は3つ。サーブ、ブロック、そしてメンタルトレーニング。全ての始まりであるサーブが強いチームは、強い。ブロックは防御であると同時に攻撃、こんな最強の技は無い。完璧でなくていいので、良いプレーをできるようになってください。そして、良いプレーをいつでもできる為の思考の仕方を身につけてください。」

 「ぼくは、鴎台という名前がとても好きです。カモメは強風や吹雪の中にあっても、風に流されずに飛行できると聞きます。泳ぐことができるのも有名ですね。どんな状況でも強い。‥カモメの気持ちはわからないけど、吹雪の中でさえ飛べたら楽しいんじゃないかとぼくは思うのです。」

 『ハイキュー』鴎代高校監督アーロン・マーフィの言葉です。

 私は、中学・高校時代のサッカーに夢中になっていた自分に伝える事が出来るとしたら、メンタルトレーニングの大切さを伝えたいです。

 スポーツにおいても、勉強においても、仕事においても、メンタルの不調により、簡単に調子を崩してしまいます。その時に必要になるのは、気持ちではなく、良いパフォーマンスをいつでも出来る為の思考の方法です。

 どのような良い環境を整えても、人の何倍も努力を重ねても、思考の方法が間違っていては、地図もなく、知らない場所に赴くようなものです。

 

 「上げるだけで精一杯ってサーブを打ってくる奴は居て、それに打ち勝つのは難しい。今自分にできる最良は、仲間がフォロー可能なボールを上げること。Aパスを返せなかった反省は今じゃない。今どんな攻撃が可能か判断する。今相手の前衛(ブロック)は誰だ?攻撃は強打か、プッシュか、ブロックを利用するか。次。次。次。情報を捌け。」

 「ウンウン。強さが定着してきたね。」

 影山の強烈なサーブを受けた後の、次の攻撃に移る中での鴎台高校選手の思考とそれを賞賛する監督の言葉です。

 「なんやねん。もっと調子崩したり、逆に追い詰められてパワーアップしたりせえや。鴎台(こいつら)ずーっと普通に強いだけやんか。」

 鴎台高校の試合を観ている宮侑の言葉です。

 

 「習慣は第二の天性なり」

 鴎台高校のコンセプトです。

 

 「サイエンティフィック・アメリカン」によると、大人の知的能力の60%は先天的なもので、40%が後天的なものと発表されています。

 先天的なものは仕方ないものの、後天的な要素とは、何でしょうか?

 まだ、はっきりとした証明がされたわけではありませんが、多くの研究者は、習慣が最も有効ではないかと仮説しています。

 良いパフォーマンスをいつでも出来る為の思考の方法を習慣化していくことが、最も大切であると最近強く感じています。