「ほら、あるでしょ。卵が先か鶏が先かみたいな話。肉体に魂が宿るのかな?それとも、魂に体が肉付けされているのかな?」
…聞くしかないか‥「前者。」
「不正解(ブッブー)。答えは、後者。いつだって魂は、肉体の先にある。肉体の形は、魂の形に引っぱられる。」
『呪術廻戦』真人と七海の会話です。
学習説:親が赤ちゃんに働きかける事で、赤ちゃんは育っていく
生得説:赤ちゃんは自分の力で育っていく
発達の仮設には、上記のピアジェの学習説と、ギブソンの生得説があります。
これまで、育児の関係者の多くは、ピアジェの学習説を重視してきました。
しかし、最近では、ギブソンの考え方にも、注目が集まっています。
赤ちゃんは、何も学んでいない白紙の状態で、生まれてくるのでしょうか?
最新の科学では、人間は生まれながらに学習能力を持っていて、その能力は胎児の頃から発揮されている事がわかっています。
赤ちゃんは、お母さんのお腹にいる時から、両親の声を聞き、指をしゃぶり、羊水を味わっています。
羊水の味により、赤ちゃんが表情を変える事もわかっています。
そして、胎児の時からお母さんの声を聞いていた為、生まれたその日から、お母さんの声と他の人の声を聞き分ける事が出来ます。
生まれた時には、すでに複数の事を学んでいるのです。
赤ちゃんを見ていると、真人の言葉通り、魂は肉体の先にあるのではないかと考えてしまいます。