脳の消費エネルギーのほとんどは雑念にとらわれている

 ある研究によると脳の消費エネルギーの60~80%は、デフォルト・フォード・ネットワーク(DMN)の活動に充てられていると言われています。
 DMNとは脳内のネットワークのことです。
 DMNは、自己への捉われや雑念に関係しています。
 たとえば、目の前の仕事をしているにも関わらず、いつの間にか過去の嫌な事を思い出すといった経験は誰もが覚えがあるはずです。
 さらには、休日を楽しんでいるにも関わらず、休み明けに始まる仕事のことを考えて憂鬱な気分になる等も誰もが経験している事です。
 これらは、現在ここにある事に目を向けず、過去や未来に心が奪われています。
 この状態が、DMNにエネルギーが費やされている状態です。
 脳内で起きている現実に目を向けることで日々の生活に変化が生まれるような気がします。