私は、5年程前からスーパーやコンビニ等で買物をする事が苦痛でした。
その理由は、誠実性を欠く店員とコミュニケーションを取る事が嫌だったからです。
一時期、あまりにも嫌でAmazonGoのような無人コンビニを経営出来ないものか、調べた事もあります。
そのような背景の中、2年程前から私がよく行く本屋やコンビニ等で、セルフレジが導入され始めました。
コロナウイルス感染拡大を機に、この傾向は、さらに拡がっていきました。
池袋に本社を持ち、関東を中心に展開しているマルエツというスーパーマーケットが、今年の6月より、Scan&Goという決済サービスを開始しました。
このサービスは、アプリを利用し、自身で商品のバーコードをスマホにスキャンし、スマホから決済するもので、1度も店員と接触する事なく、買物が完結します。
しかも、このサービスを利用している人がほとんどいない為、多くの人がレジに並んでいる中、レジに並ばずにスマホの画面をかざすだけで、決済が完了します。
多くの人がレジに並ぶ中、ディズニーランドやユニバーサルスタジオのファストパスのように、レジに並ぶ買物客を追い越し、買物を終了させる事が出来ます。
先月より、マルエツの店員が、Scana&Goを推奨するように本社から言われたのか、Scan&Goと書かれた帽子を被り、レジ打ちをしています。
この光景が、私には不思議に思えました。
おそらく、マルエツで働いている人は、ほとんどがパートの方です。その方達は、Scan&Goを多くのお客が利用し始めたら、仕事がなくなってしまいます。
自らの仕事を奪うシステムを宣伝するという矛盾に、多くの人はもちろん、当の本人達も気づいていない様子です。
さらに、池袋の三省堂書店でも、セルフレジに誘導する店員がいますが、この方も、それをすると自らの仕事が奪われるという事に気づいていない様子でした。
働くという事は、もしかしたら考える事を放棄する事なのかもしれません。たしかに、疑問を持たずに言われた事をしている方が楽です。
経営者からすると、何も考えず働く社員の方が使い勝手がいいものです。
しかし、上記の例からも理解出来るように、何も考えずに働いている人から、仕事は奪われていきます。
2009年「スーパーのレジ打ちがコンピューターに変わる。」というニュースを観て、未来を感じた事を記憶しています。
しかし、その後、10年程経過しても、そのような未来は現れませんでした。
2012年iPS細胞を発見した山中氏がノーベル賞を受賞し、どのような病気も再生医療があれば、治す事が出来ると、未来を感じた事を記憶しています。
しかし、その後、10年程経過しても、iPS細胞により救われた命があるとは聞いた事がなく、現代医療に普及しているかと言えばNOと言わざるを得ない状況が続いています。
私は、車を所持しており、週に1度程度雨の時等に利用し重宝していますが、これでは費用対効果の意味ではマイナスと考えざるを得ません。
早く自動運転の技術が普及し、私の車が都心を周り、私が運転せずとも、お金を生み出すようになって欲しいと願っています。
自動運転でずっと都心を周ってくれれば、駐車場代も掛からずに済むかもしれません。
このように新たなアイデアや技術が、社会に浸透するのには、10年以上の時が必要とされます。
AIとヒトの異なる点は、自分で考えるか否かです。
現時点では、AIは自分で考え、行動する事は出来ません。
それであるなら、AIを上手く生活の中に活用するとともに、自分で考えるという事を忘れずに磨いていく事が、未来の自分を守ってくれる1番の効用であると考えます。